仕事をするとき気を付けていること

新人たちを指導する機会があり、飲み会の時に突然質問された。どうやったら仕事が出来る人になれますか。そんな質問が出てくるとは思わず、酒の勢いも手伝って、自分を棚に上げつつ、つらつらとでも熱く語ってしまった。
なので、ちょっと考えてみた。ここ数年、色々な人を目標に、仕事をする際に気をつけてきたことをつらつらと書きなぐってみた。

  1. 過ちを認めてすぐに訂正する。(リカバリを優先。あと、過ちを認められる人は意外にカッコイイ。)
  2. 分からないことを分からないと言う。(自分が恥ずかしい思いをするだけで、重要な情報を得られるなら、逆にお買い得。)
  3. 迷わず自信を持って話す。(迷いがメンバに伝搬したら、メンバは不安を抱えながら仕事をすることに。不安を感じるのは自分だけで十分。)
  4. 決断する勇気と決断したことに責任を持つ。(結論を出すのを先延ばしにすると、それだけで仕事の進捗が遅れる。たとえ間違った結論を出して問題を引き起こしても、問題を洗えただけで十分に仕事は進捗したことになる。)
  5. 出来ない理由を出来る理由に変える。(出来ないと理由を考えてそれをやらないのは簡単。でも、それだと問題は解決しない。やらないと前へは進めないのなら、出来ない理由を一つずつ潰して、前へ進んだ方が良い。)
  6. 自分の線を踏み超える。(お見合いやポテンヒットで仕事がつまづいて問題発生、進捗遅れが発生するぐらいなら、一歩踏み出して、それを防いだほうが早く仕事が終わる。)
  7. 常にこれまでやり方を疑う。(これまでのやり方が必ずしも正しいとは限らない。疑わないでこれまで通りに仕事をして失敗するよりも、本当にそれで問題ないかを確認して、失敗する確率を減らした方があとあと楽。特に誰かから引き継いだ仕事をする際に注意。)
  8. 常に効率化を考えて実践もする。(だって、だるいじゃん。楽できるのなら楽したい。楽することに、手を抜くと、いつまでたっても楽できない。)
  9. 何か一つのことにこだわりを持って妥協しない。(こだわりは、良い成果を生む。どうせオール100点どころか、オール60点だってあやしいんだし、それなら、好きなことをとことん頑張った方が、楽しい。)
  10. すぐにメールの返事をする。(お客様からメールをもらったら、すぐに返せ。すぐに返すようにしていれば、会議だったり休日だったりサボったり面倒だったりで返せなかったときも、お客様は察してくれたり勘違いしてくれる。もっとも、なぜかプライベートではこれが出来ない。)
  11. 提案すること。(お客様から要件が出ることはまずない。要件が出ないから、出来ませんでは仕事は進まない。それならいっそ、自分たちから提案して、仕事を推し進めよう。ついでに、仕事がやりやすくなるような提案をすれば、一石二鳥。)
  12. 会議に出たらとりあえず話す。恥をかいてでも。(何も話さなかったら居る意味ないじゃん。相手に顔を覚えられず、そして、次は呼ばれない。)
  13. 打合せでは持ち帰らない。(打合せのときに、何でもかんでも持ち帰り確認をしてると、相手から、この人に何を言っても無駄と思われる。そしたら、相手からは何も言われなくなるけど、同時に、何も期待されなくなって、その打合せは相手にとって価値がないものになり、打合せに出てもらえなくなって、打合せそのものの価値が低下する。なるべく、答えられるものは答えよう。だけど、自分の範疇をはるかに超えるものには要注意。)
  14. 上司や同僚、部下と話をする。それが雑談でも。(普段から話をしておけば、いざというとき、話をしやすくなる。話をしないから、ホウレンソウもしずらくなる。)
  15. 上司のYESマンにはならない。(上司の考えに全てYESで答えていたら、自分に脳みそはいらないことになる。YESマンを求める上司ならば、転属願いでも出して、他の部署に移ってしまえ。)
  16. 手を動かす。(何か未知なものに出会ったら、1回は手を動かして、経験しておこう。0回と1回じゃ、語る時の言葉に乗る重みや自信が違う。)
  17. 適度にマジメ、適度にテキトウ、適度に全力、適度に手抜き。(いつもマジメだと相手が疲れるし、いつもテキトウだと相手を不安にさせる。いつも全力だと自分が疲れるし、いつも手抜きだとまわりが迷惑する。)
  18. おはよう、ありがとう、おつかれさま。(挨拶と感謝の言葉は、言っておいてマイナスにはならない。たまに、煩いと言われるけど、相手の照れ隠しぐらいに思って、気にしない。)
  19. 明日でも良いことは今日やっても良いし、明日やっても良い。(自分に閉じた仕事なら、好きにすれば良い。相手がいる仕事なら、相手にも時間があるから、むしろ相手に都合の良い日にやれば良い。急いでやって、相手にプレッシャーをかけても良いことはない。どうせ、動かないときは動かないし。)
  20. 失敗を恐れて動かないよりも、失敗しても良いから動く。(失敗したときは、失敗してから考えれば良い。ダメモト、大切。)
  21. 尻尾まくって逃げ出すことも考える。(死ぬぐらいなら、逃げだせばいい。生きていれば、なんとかなる。)
  22. 他社の中途採用のページを定期的にチェックする。(転職を考えれば、自分の価値のチェックになるし、同業他社なら、相手の動向をうかがえる。)
  23. 特許調査は意外に楽しい。(ベンダに製品の仕組みを教えてもらえなくても、関連特許に書かれていたりする。)
  24. 偉い人が仕事をしないように見えるのは当然と考える。(だって、自分とは違うレイヤーで仕事をしてるんだから、自分では評価できないのは当たり前だよね。むしろ、仕事をしているように見えたら、それは逆の意味で問題。自分に問題があるか、上司に問題があるか。)
  25. 雑用をしよう。(雑用重要。意外に雑用が出来る人が少ない。上司の細かい雑用を頼まれるようになろう。そうしたら、上司の目線でものが見えてくる。)
  26. 不満を持つ。(不満を持たなければ、改善はない。)
  27. 身ぎれいになる。(がんばります。)
  28. 整理整頓する。(がんばります。)
  29. ランチを開拓する。(毎日おいしいご飯が食べたいです。)
  30. 休む時は休む。(二日酔いとかね、仕事したくないし、寝てたいし、会社に行っても役に立たないし。)

これは、これまで仕事をするうえで、諸先輩方や同僚、部下から学んだことが多い。自分で体得したのは実は少ない。後ろ5つぐらい。