みるく

開発が停止していた『みるく』について、ちょっと考える。とりあえず、シンプルなモデルで次の3つの検討を行うことにした。

  • 処理モデル
  • 記述方式
  • 実装範囲

処理モデルの検討は、具体的に内部でどのように処理が行われるかを検討する。これは、スケジューラの話とか、あとは処理の意味論の話とかが関係してくる。
記述方式の検討は、機能をどのように記述するかを検討する。ある意味、『みるく』のための言語にあたる。
実装範囲の検討は、どこまでフレームワーク側で機能を実装するかを検討する。これは完全に俺の労力の問題。
正直、本気で『みるく』を実装しようとした場合、Javaで実装されるぷちOSな世界が展開されると思うので、結構、このあたりの線引きが難しいかなあと思い、実際に制限が多いけれどもシンプルな実装を用意し、実際に使ってみることで、要件を明確化していこうかなあと思う。ある意味、アプリケーションサーバを一から構築するようなものだし。
漠然としているけれども、今考えている要件は、次のとおり。

  • 『処理』と『処理間の配線』をGUIでごにょごにょするだけで、簡単なバッチ処理が記述可能
  • 『処理』は、ユーザがJavaないしその他の言語で実装し、追加可能
  • 単一アプリケーション(クラサバとかじゃない)として動作可能

あくまで、システム構築向けではなく、プログラマ向けでもなく、一般ユーザがごにょごにょするだけで、それなりのバッチ処理が記述できてしまうようなものを目指している。だから、「単一アプリケーションとして動作可能」というのが意味をなしてくる。クラサバシステムでも良いけど、一ユーザとして使うことを考えると、ダブルクリックでシステムが立ち上がり、ごにょごにょして、実行ボタンを押すだけで、何も考えずにすべてこなしてくれるようなシステムがうれしい。