MultiLogAnalyzer (4)

相変わらず、MultiLogAnalyzerの開発です。
スレッドダンプを解析するためには、ノウハウの集約が必要となります。どのスレッドで問題が発生しているかは、開発中のアプリケーションの構造から、利用しているミドルウェアやJavaに至るまで、広い範囲の知識が必要となります。
それで、MultiLogAnalyzerではノウハウを登録し、それを継続的に利用できるようにしています。言葉を換えると、ノウハウが登録されていなければ、何の役にも立たないということでもあります。なので、MultiLogAnalyzerでは、最初から汎用的なノウハウを事前に登録しています。

これが、登録画面です。
で、ここに登録されている情報をもとに解析を行うと、次のような画面になります。

同じ「in Object.wait()」な状態であるスレッドでも、「AWT-Shutdown」や「Rference Handler」などは問題がないことを表すグレーの色で色づけし、「Thread-4」や「Thread-15」など謎なスレッドは、解析する必要があることを表すオレンジで色づけしていることで、何が問題で、何が問題でないかが一目瞭然になりました。
開発中/運用中のJavaアプリに合わせて徐々に必要な情報を登録していくと、瞬時に問題の有無を把握できるようになります。