チームの作り方

チームを作るときに、経験やらスキルやらを重視してメンバ編成を組み立てているのをよく見かける。短期決戦ではそれで良いかもしれないけれど、長期戦では負荷がアンバランスになって、チームとしての成長が望めない。それよりは、価値観の違いでメンバを集めた方が、最終的にチームとして成長し続けることが出来るのではないかと、ここ3年ぐらい考えている。
どんな価値観が重要かと問われると、回答に窮するけれど、たとえば、「なぜこの仕事をしているのか」という問いに対して、「お金/生活のため」と答える人も居れば、「好きだから」と答える人もいるし、「こんなことがやりたいから」と答える人もいれば、「仕方なく」、「他に仕事がなかった」と答える人もいる。「好きだから」と答える人は、好きな間はパフォーマンスは高いけど、ちょっと好きじゃなくなるだけで、劇的にパフォーマンスが落ちてしまうかもしれない。「生活のため」と答える人は、忍耐強く嫌なことでも淡々とこなしてくれるかもしれない。人それぞれ、価値観が違うからこそ、色々な場面があったとき、その人だから活躍できるという場面があるはずで、いかにそのタイミングを掴んで活躍の場面を作れるかが、チームのリーダの役割ではないかと考えている。
人が欲しいと言う人は、たいてい、「優秀な」という接頭語を省略して、上記の営みをさぼっているのではないかと思ってしまう。中には、どうしようもない人も居るけれど、それでも、自分は上記の営みが良いチームを作れると信じて、推し進めていきたい。
と、酒の席で語ってしまった。
36になる年で、また黒歴史を作ってしまった。