一人暮らしの家計管理

自分が35なのか、36なのか、ぱっと思い出せなくなってしまうほど、仕事に熱中している今日この頃です。自分の人生の中で、一人暮らし歴の方が長くなりそうな私も、家計管理ぐらいは行っています。

家計管理と言えば、家計簿です。「先月末の資産+今月の収入−今月の支出=今月末の資産」で管理することが、一般的です。月末の資産は、現金、預貯金、その他有価証券等、管理したいお金を指します。収入は、給料だったり、お小遣いだったり、売上だったり、その他いろいろなものが含まれます。支出は、光熱費だったり、食費だったり、家賃だったり、こちらも色々あります。そしてたいてい、漏れや誤りがあるので、帳簿上の月末の資産と実際の月末の試算は一致せず、調整額として差分を補填します。

この誤りを無くそうとすると、精緻化するしかありません。最後は、ニンジン1本○○円まで管理することになります。これは、めんどくさい。

で、私が採用している管理方法は、「今月末の資産−先月末の資産−今月の収入=−今月の支出」という形で管理する方法です。正直、すごく楽です。月末の資産は、財布の中身と預金通帳ですぐに分かります。今月の収入も、給与明細等からすぐに分かります。大切なのは、そこから計算される今月の支出です。

今月の支出は、次のように区分されるようにしている。

  1. 公共料金や光熱費、通信費、税金等、すぐにわかるモノは漏れなく記載する
  2. 大物の買物や飲み代、その他イベント的な支出はは思い出せる範囲で記載する
  3. 毎日買っているようなもの(タバコやお酒)は、毎日買っている前提で記載する(たとえ本当に毎日買っていなかったとしても、タバコ450円×31日、ビール2本572円×31日みたいな感じで)
  4. 残りは、食費や生活雑貨として、扱う

一番面倒なのは、4なので、ここをいかに省略するかに焦点を当てていて、ニンジンの値段には興味は持たない。

家計管理で重要なことは、生活習慣を分析し、支出を減らすことである。1が増えていれば、例えばエアコンを利用する時間を減らすとか考える。2が増えていれば、飲みに行く回数を減らすとかを考えるが、ここは、月により動きが激しい。3は、基本固定となる。4が増えていれば、2で大物が漏れていないか、3の生活習慣が変わっていないかを見直したうえで、それでも増えていれば、日々の食費を抑えるなどの工夫を考える。

この方法を、8年近く続けていますが、毎月1時間程度の作業で、そこそこの精度で家計管理が出来ていると思います。私はこの方法を、引き算式家計簿と勝手に読んでいて、従来のやり方を、積み上げ式家計簿と読んでいます。この引き算式家計簿に切り替えてから、家計管理にかかる時間が大幅に減ったうえで、そこそこ分析も出来ているので、一人暮らしの人にとっては、良い方法かなと思っています。