不満と恐怖 過去2回のACM/ICPC参加より得たモノ

さて、ACM/ICPCのコンテストに対し、少しの不満と大きな恐怖を持っています。出場を踏み切れなかったのは、それらも少なからず関係しています。
私はACM/ICPCはプログラミング技術を競うコンテストだと認識しています。確かにコンテストに参加することで、すばやいコーディング技術を手に入れることができました。複雑なアルゴリズムやプログラムを短時間で実装する技術も手に入れました。ですけど、それ以上に汚いプログラムを描く癖がついてしまいました。これは私が未熟だったせいもありますが、この癖を直すのに、半年以上かかったのも事実です。
私が理想とするプログラミングは、シンプルで美しいコードを書くことです。ぱっと見ただけで全体像が把握でき、細かいコードを観ることで、それを書いたプログラマのコードに込めた想いが伝わってくるような、そんなコードを書けたらと常々感じています。
ですから、汚いコードを許してしまうようなコンテストに参加することで、また弱っちい自分が流されて、理想とするプログラミングを忘れてしまうのが怖いと感じました。今忘れると、もう二度と思い出せないような気がするので。
コードの美しさを競い合う。そんなコンテストがあれば良いんですけどね。