オブジェクト指向システム分析設計入門

http://www.sra.co.jp/people/aoki/IntroductionToOOAOOD/index.htm
2年前に一度読んだものの読み直しです。絶版のためWEB上に公開されています。私自身、クラス指向よりもインスタンス指向の方が強いので、若干内容に違和感を覚えつつ読んでいました。
2年前に読んだときには、前半に特に面白さを感じ、後半はぜんぜん面白くもなんともなく読むのを断念しました。しかし、今回はむしろ面白さが読むにつれてだんだんと増していきました。
面白さが上がりはじめたのは第2章からで、特に構造主義・機能主義などは、私自身の最近の一番の関心ごとをまさに言い当ててくれた内容なので、特に面白かったです。おもわずアマゾンで、「初めての構造主義」を注文してしまいました。
第4章もかなり盛り上がりました。オブジェクト指向プログラム(クラスライブラリ)を定量的な評価方法についてです。
で、5章6章と少しばかりトーンダウン(個人的にはどうでも良い)して、第7章でキターです。オブジェクト指向で組織論を展開するなんて…
そんな感じで、2年前とは違った読み方ができたと思います。読みづらい日本語訳の洋書を読むより、最初から日本語で書かれた文章がやっぱり一番という方向で。